E.渉成園
渉成園は、東本願寺の飛地境内地であり、池泉回遊式の庭園です。渉成園が東本願寺の寺地となったのは、1641年に徳川家3代目将軍家光が当時の東本願寺に寄進したところから始まります。このとき与えられた土地は約22.4haにもおよび、東本願寺はこの土地の開拓を進め、それがほぼ完了した1653年に隠退しますが、その隠居地として、この開拓地の一部をあてたのが渉成園です。 回遊式の庭園とは、庭の中を歩きながら、池泉・築山・芝生等を鑑賞する庭園の様式です。とくに、景観の変化を楽しむために、いくつかのポイントで視線や視界を計算して、順路を定めたものです。
西暦1864年に起こった幕末の蛤御門の変によって、渉成園も戦火を免れることはできなかったのですが、こちらの建築物も東本願寺と同様に再建され、現在でも四季折々の花が咲き、変化にとんだ景観を楽しむことができます。
渉成園内から京都タワーを望む